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ウィンブルドンの狐

ロンドンに住んでいた1980年代のことですが、我が家の庭に毎日狐が来ていたことがありました。
かなり細身の尻尾の毛が貧弱な赤毛の狐です。



近くに自然が豊かなウィンブルドン・コモンがあるとは云え、この付近は全くの住宅街です。
毎日のように日向ぼっこをしては帰って行きます。

 
きつね狩りは古くからイギリスの貴族の趣味として広く楽しまれていたようですが、こういう姿を間近で見ると何と残酷な...と思ってしまいます。
きつね狩りの禁止が、きつねの大増殖を招くという声が出るくらいの国ですので、きつねと英国とは切っても切れない関係なのかも知れません。

また、このような伝統からビーグル犬のような素晴らしい狩猟犬も生まれています。



英国南部地域に当たるイングランドとウェールス地方だけでも20万以上の狐が生息しているといわれています。
ようやく2003年6月に犬を使ったきつね狩りの全面禁止が英国下院で可決されたようです。
貴族を中心に構成されている上院(House of Lords)での反対が予想されているようですが...
この議論を複雑にしているのは、狐による家畜への被害も毎年かなりあるからのようですが...



本来野生動物には食べ物をあげてはいけないといいますが、少し皮膚病気味だし、あまりに痩せて見えるので、ちょっと食べ物をと思ったのですが、ハタ!と...何を食べるのであろう?

イギリスでも油あげ...?

ネコ科だからキャットフードか、でも体形的にはドッグフードの方が良さそうだし...

結局近くのスーパーでドッグフードとキャットフードを両方買って、居ない時に置いておきました。



結局は、いずれもあまり食べなかったような記憶があります。
自分で見つけるものが一番美味しい..?
 
ひょっとしてこのウィンブルドンのきつね君は、きつね狩りの心配もなく、交通事故さえ気を付けていれば、結構幸せ...?
(これらの写真はビデオカメラからキャプチャーしたものです。)



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