- - 15年間の海外赴任生活のエピソード - -

記事一覧

金時パパの中東出張

金時パパがロンドンで勤務していた若かりし頃、3~4ヶ月に一度は中東に出張していました。一回の出張は一週間程度ですが、帰って来る途中で必ず風邪を引いていました。それは、現地滞在中は常に緊張していて、冷房の強い帰りの飛行機の中でホッとしてしまうからのようです。
当時はまだ湾岸戦争の前で、中東一帯も石油資源を背景に近代国家の建設に励んでいる最中でしたが、各国によってかなりの違いが見られました。
最も西欧的であったのが、バーレーンであり、ここでは女性も一線で働いており,イギリス人女性なども秘書としてかなりの数の方が住んでいました。大英帝国の精神は今も残っているのだな~と感心した覚えがあります。また、ホテル等のバーでは、外国人はお酒を飲むことも出来ました。(但し金時パパは元々お酒を全く飲みません。)
一方その対極に位置付けられたのがサウジアラビアです。ここでは日中のオフィス街で女性を見かけることは殆どなく、スークと呼ばれる屋台が連なった市場に行っても、女性は皆上から下まで真っ黒に覆われた衣装(アバーヤ)を着ています。しかも顔の部分は目しか出していないので、目皺だらけのよほどの年寄りでない限りは、年齢も全く見当がつきません。事務所を尋ねるとまず会うのが浅黒い顔に髭を生やした受付の人です。(受付嬢という言葉はありますが、男の人の場合に何と言って良いのか分かりません。)勿論ホテルといえども、お酒を飲むなどということは論外です。
この中間に位置していたのが、アラブ首長国連邦(UAE)やクウェートでした。街中でスカートを履いている女性もちらほら見かけることが出来,何となくホッとします。このような時に見る女性の脚は、脚線美の美しさを問わず新鮮に感じます。但し飲酒は両国ともご法度ですが、金時パパにとっては全く問題ありません。
 
飲酒について面白い想い出をひとつ。
イスラム教徒といってもその信心の深さは人さまざまなようで、バーレーンからクウェート行きの飛行機の中で真白い洋服(ディスターシャ)に覆われたアラブ人が離陸と共にビールを8本位注文し、一時間強の間に全て飲み干してしまいました。顔は真っ赤なので入国の時にどうなるのかと注目していましたら、全く問題なく通って行きました。どうも酒類の国内持ち込みや国内で酒を飲むのはダメでも、お腹の中に入っている分には良いようです。
当地のホテルについても面白い体験があります。
全ての部屋がそうではないのですが、一度クウェートで止まったシェラトンホテルのベッドは、ボクシングのリングほどの大きさでした。縦に寝ようか、横に寝ようか、はたまた折角だから斜めに寝ようかと悩んでしまいます。そこには枕も7~8個並べられており,ひょっとしてここはハーレム...と期待してしまいました。勿論現実はそう甘くありませんでしたが..




Web Diary