- - 15年間の海外赴任生活のエピソード - -

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My Better Half

今では日本でも殆ど使われない表現かもしれませんが、自分の配偶者を謙遜して言う時に”愚妻”という呼び方がありました。
(一応今でも国語辞典に載っています。「自分のつまの謙称」)
これを文字通り英語に訳すと、’My stupid wife'となり、相手が聞いたら冗談にもならなくなってしまいます。
海外に長く滞在していると、仕事の仲間やその子供達の結婚式に招かれることもあります。そのような時に自分の妻を表現する素敵な言い回しに出会いました。英国でよく使われる、”My better half"がそれです。

本来は夫婦どちらが使っても良い表現なのでしょうが、夫が妻を指すときが多いようです。
謙遜して言い表すのではなく、むしろ誇って「私の良い方の片割れです」という表現は、同時に夫婦一体の気持ちも込められています。
  
夫婦一体といえば、もう一つ表現として気づく事に、「私」と’We’の使い方です。
「夏休みはどこに行った?」というような会話の時に、日本では主語を殆ど意識せずに「京都へ行った」と答えます。
これを英語に直して、つい”I went to Kyoto.”などと答えると、「それでは家族はどうしたのか?」と聞き返されます。仲の悪い夫婦と誤解されかねません。
英語で話すときは、主語を”We”で始める習慣をつけておいた方が無難です。


右の写真は部下の女性の結婚式。
とても気の付く女性で、オフィスを出るときは、「名刺は持ったか?」等まるで家と変わらない束縛状況でした。

もう一つ、
 
米国では、いろいろな申告書類の夫婦の職業欄を書く時に、主婦の欄は一般的に”Homemaker”と記入します。
日本では「無職」などと書くこともありますが、米国では、単に家に居る’wife=housewife’ではなく、家庭を築いている人という意味が込められています。
私の英和辞典では、「(米)主婦」とだけ説明されていますが、Cambridge英英辞典では、「家を管理(manage)し、雇用に基づいて賃金を得るのではなく、しばしば子供育ても行う人。」と説明され、男女特定されていません。むしろ例文は、「私(女性)の方が収入が多かったので,子供が生まれた時に、イアン(男性)がhomemakerになることに決めた。」とあります。
男性にとって、日本はまだまだ天国?


これもイギリス時代の職場の女性の結婚式ですが、典型的なアイルランド風(Irish)の色合い(緑)で行われています。

私の「賢妻」からも、皆様に宜しくとのことです。






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