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日米ソフトウェア市場

コンピューターショップを訪れてそこの棚に並んでいるソフトウェアを見ると、そこには両国の文化の違いが出ていて面白い。
コンピューターの普及段階では、新たな購買層を掘り起こそうとして、最もニーズの高い商品が並ぶことになる。

潜在マーケットの大きな家庭用ソフトはその激戦区である。
 
米国のショップに入ってまず目に付くのが日本ではめったにお目にかからない、履歴書作成ソフト、ファミリーツリー(家系図)ソフトである。
履歴書ソフトが多いのは、やはり転職率の高い社会を反映している。写真の商品は、12000の職業の仕事内容を紹介し、自己紹介を簡潔に一枚の用紙の中に収め、必要に応じて雇用者の目に留まるような文章に自動的に置き換えてくれる。






ファミリーツリー関連ソフトは、以前にもTV番組「ルーツ」が大ヒットした国柄からもお分かりでしょう。

本人、両親の氏名を入れるところから初めて、移民のルーツを辿っていくようである。インターネットに繋げて巨大データベースを利用するものもあり、多民族国家らしく、グローバル検索を行うようである。



さらに米国の社会を反映して、各種リーガル文書のひな型集、助言ソフトの数にも驚かされる。
遺言、信託、リース契約のひな型,商品のクレームを行う場合,年金契約の変更の書面などあらゆる状況を想定した法律文書の書き方がカバーされている。



最後のご紹介は家屋や庭のレイアウトソフトです。
これは日本でも最近少し見かけますが、家を作る所からのものはまだないようです。

CD-ROMに収められているビデオには、釘の打ち方から紹介され、家を作るための材料選びも懇切丁寧に説明されています。

DIYショップで材料を選ぶ時の製品番号まで載っているのには驚かされます。

インテリアの変更についても、無数の壁紙、家具のテクスチュアの見本が含まれているので、変更後の部屋の雰囲気をいろいろな角度からバーチャルに経験できるようになっています。



一方庭園のデザインソフトには、植えた植物の四季の変遷をバーチャルに体験することが出来,それぞれのプラントの育て方と共に大変便利なものです。
日本のような箱庭的な庭でないだけに、このようなソフトの需要が大きいのでしょうか。
片や日本に目を向けると、家庭用ソフトの代表格は年賀状作成ソフトでしょうか。
味気ないと云われる方もいらっしゃいますが、年賀状の総発行枚数が減っている中で、インクジェット用の年賀はがきが8割増の発行ということからも、ニーズを上手く捉えた商品といえるでしょう。

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